STORY

とある女性との出会い

モノづくり、とりわけお客さんとの距離が近く、直接的なコミュニケーションを大事に商品開発が行える化粧品事業を始めようと準備を進めていたときのことです。

補助金・助成金関係の情報を収集するため区役所に足を運び窓口にて相談をしていたところ、自分が相談員とやり取りをしている隣のブースから「化粧水」というワードが聞こえてきました。どうも隣で相談している方も化粧品事業者のようです。

当時自分の周りに化粧品業界に精通している知り合いなどおらず、相談できる人も話を聞ける人もおりませんでした。
それ故願ってもなかったチャンス、この後予定があるのも関係なしに彼女が終わるまで出待ちをしていました。

突然声をかけられ驚いた様子でしたが、事情を説明し、お話をさせてくださいと、その場で次回会う約束を取り付けました。

次の予定で急いでいたこともあり、立ち去ってもよかった。
でもこのチャンスは逃してはならないと直感的に思ったのです。
今思えば正しい選択でした。というのもその方が本当に素晴らしい方だったから。
突然現れたどこの誰とも知れない男性に、自社の商品のサンプルと、「参考にしてみて。次会うときに返してくれればいいから。」と、関連書籍まで貸してくださったのです。まさに奇跡ともいえる出会いでした。

オーガニックハーブ

オーガニックの魅力

今の「安心安全を追求するメンズオーガニックコスメブランド」という商品軸に行きついたのは、彼女のエピソードに深く共感したことがきっかけでした。

その女性は、元々肌が弱くアレルギー体質だったにもかかわらず、化粧品が好きで、知識もないままにいろんな商品を試していました。しかしそれが祟って肌トラブルを頻繁に起こし、皮膚疾患を抱えるまでになってしまったというのです。

自分のような体験をこれ以上他の人にしてほしくない。自分もそういった肌の弱い人にむけた化粧品を作りたい。そこから現在の化粧品事業に至ったということでした。

自身の体験から紡ぎ出される彼女の言葉には、私をその世界へと導くには十分すぎるほどのパワーがありました。

世の中化粧品ブランドは無数に存在しますが、その中でも彼女のような、肌トラブルに困っている女性にとってのオアシスとなれるブランドを作りたい。
自然の力を最大限に生かすことは、結果的に我々ブランド側と購入者、そして、社会の三方良しの関係を築くことができる。

そう考え、私も彼女と同じくオーガニックのコスメブランドを立ち上げようと決心しました。

ジブンゴト化

よって、最初は女性用ブランドを立ち上げるべくスタートしました。
しかし、事業を組み立てていくうえで、女性特有の悩みであったり感覚であったりといったものをなかなかジブンゴト化できず悩んでいました。
経験としては共感できても、頭で理解できず商品の企画に女性の視点というものをうまく取り入れることができなかった。

そんな状況やモヤモヤして遅々としていた事業の進捗について、男性の知人に相談したところ、「それ凄く共感できるなー。思いが伝わってくるよ。」と言ってくれたんです。しかもその時知ったのですが、そんな彼自身スキンケアをしていて、話を聞いていた隣の友人も日常的に化粧品を使っていました。

付き合いは長かったのですが、今まで知らずその時初めて知って驚きました。
そして気づいたのは、男性は使わないのではなく話さないことが多いということ。
自分以外の人がメンズコスメを使っているか、気にしないし、何なら聞かれない限り隠していたいという人もいるんじゃないだろうか。殊更友達同士の間で話題にするようなものでもないので、こうして聞いて初めてお互いのスキンケア事情を知る。

男性化粧品の市場が広がっているということは知っていましたが、こうして身近に感じたことは無かったのはそうした特有の事情もあったように思っています。

化粧水と洗面台

メンズ×オーガニックコスメ

調べてみると、多くのメンズコスメブランドが「男性らしさ」を強調し、オーガニックのジャンルを追求するものがあまりありませんでした。

これは後から分かったことなのですが、ユーザーヒアリングを行っていると、想像していた以上に肌が弱い方が多かった。

だから

  • オーガニックという言葉によって想起される柔らかい印象を世界観として表現し、
  • 男性の荒々しさ、またそこから感じる成分が強そうというイメージも打ち消すことで、
  • 肌が弱い男性も安心して使えるメンズブランドを届けていきたい。

そうして生まれたのがIYVOでした。

また自分自身がかつてニキビや肌荒れに悩まされ、試行錯誤していた経験から、IYVOでは自分と同じ悩みを抱えている人にも使ってもらえるような商品を企画していきたいと考えています。

安心安全で、肌に優しい化粧品を目指し、たどり着いたオーガニックという答えが、ユーザーの
「自分に合う商品がこれまで見つからなかったのだけど、ようやく見つけることができた」
という声につながることを信じて、これからもたくさんの人に商品を届けていきます。